でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

2019-01-01から1年間の記事一覧

オーバーロード 3~7

PvPには大していい思い出がない。WoWをPvP鯖で開始したのはEQで一緒だったギルメンがいたからで、Hordeを選んだのも同じ理由による。CataとMoPの間の頃だった。PvP鯖というものがどういうものを意味するのか、あまりよくわかっていなかった。レベル差が全く…

シャドーハウス

なんか黙っていられないのでチラ裏。 序盤の空気系。ゴーメンガーストを思わせる雰囲気はとてもよかった。好きになれそうだと思えた。 お披露目以降。元からの構想なのか、テコ入れがあったのか。ジャンプ展開。進撃も入ってる。そんなカンジになっちゃって…

沙耶の唄

ついったーかなんかで知った時、クトゥルフ物だと併記されていたような気がしてそのつもりで読んだのだが、読後、そうではない印象を得て調べてみたら、特にクトゥルフ物と謳っているわけではなかった。推薦者の印象を真に受けてしまったか、誤解したことに…

オーバーロード 2 漆黒の戦士

アインズの当面の目標、慎重に自身の置かれた立場を探るという意図はアニメ版でもよく理解できたが、エピソードの比重がオーバーロードというタイトルと比べて軽すぎるように感じられ、あまり良い印象は抱けなかった。この我儘を言葉にすれば「オーバーロー…

夜の大海の中で

『BLAME!』の元ネタみたいなツイートが流れてきたので興味を惹かれて読んだのだが、そもそも『BLAME!』はナナメ読みで終始わけわかんねーと思いながら読んだので、まったくピンとこなかった。 発刊年ではなく、個人的読書履歴の順で印象の重複とかオマージュ…

古代日中関係史

魏志倭人伝に卑弥呼の名が現れるとか、厩戸皇子が「日出処の~」と書いた書を送ったとか、そういうキーワードだけしか知らない者ではあるが、中国の歴史と日本の歴史を対照するとどうにも腑に落ちないというか、違和感、ギャップのようなものを感じていた。 …

小説 東のエデン 劇場版 The King of Eden Paradise Lost

本編をアマプラで久々に二度目の視聴をした。一度目で覚えていることといえばミサイルの応酬で終わって残念というものだったが、二度目ではミサイルで始まってるんだからミサイルで終わるのが筋かと思い直し、評価は上昇した。 見るつもりで忘れてたのか、一…

ロード・エルメロイII世の事件簿 2「case.双貌塔イゼルマ」

ミステリーが嫌いだ。 80~90年代にテレビでやっていたような事件ものドラマにおいて、まず自身のそんな特性に気付いていった。金田一少年の裏事件簿ではセルフパロディとして犯人たちの行動をネタにしているが、当時、そのようなことを思い至るにあたり、楽…

オーバーロード 1 不死者の王

自らかしたゆるい誓いに、なるべく未完の作品は読まない、というものがある。 楽しんでいた作品が途絶えた。続刊が出ないと手放したシリーズが、手放した途端刊行された。最近の例で言うと『十二国記』や『守り人』である。好きだった作品がなんか知らんが突…

ロード・エルメロイII世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」

ロード・エルメロイII世というキャラクターを知ったのはFGOで、当時バスター至上主義者だったnoobは、フレンドサポートに並んでいてくれることの稀有な価値も知らずにいた。試しに使って、攻撃宝具でないことにがっかりもした。FGOのギミックが加速度的に課…

この素晴らしい世界に祝福を!

ジュブナイルは、十代半ばごろにソノラマ文庫をそこそこ嗜み、ハヤカワに進みながらも角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫を少数たしなんで離れた。 ハルヒはアニメでまず見て超楽しんで原作を読み、展開的に詰んだと感じた数巻後に発信が途絶えた。…

絶対に住めない世界のゴーストタウン

原題"GHOST TOWNS"。原題がまず語られるということは、邦題に不満があるということだ。内容は原題にふさわしい。見ごたえのある写真集で、いささか物足りないと思えるほどだ。 だが、邦題が。『絶対に住めない世界のゴーストタウン』に想起される印象と期待…

薬屋のひとりごと

少女漫画をそうと意識して自発的に読んだのは小学生、たぶん高学年だったと思う。コロコロコミックの購読をやめ、コミックボンボンの購読をやめ、ジャンプを読み始めた頃、なけなしのお年玉で『ブラック・ジャック』全巻(当時全21巻だったと思う)を古本で…

風と行く者

映画『トッツィー』のクライマックスに呆れてしまう。 映画『チーム・バチスタの栄光』の、大・どん・でん・返しが大嫌いである。 そのような人物にとって本書の謎解き部分は苦痛であった。似たような傾向は『神の守り人』でもあり、しかし続刊ではそれがな…

アインシュタインの旅行日記―日本・パレスチナ・スペイン

「幻想の世界のなかで理想主義者でいることは容易だが、[ラーテナウは]地球上で生きていて、他の人とは比べものにならないほど悪臭を嗅ぎつけていたが、それでも理想主義者だった」 P.46 三一日。昨日は天皇誕生日。上甲板で正午前に祝典。万歳と国歌斉唱…

数学ガール

数学と化学にコンプレックスがあり、忌避する傾向にあるが、せめてタイトルに惹かれたのなら読むように努めている。とはいえ、やはり数学的、化学的な素養な要素には屈服し続け、コンプレックスは克服されていない。 サイモン・シンの『フェルマーの最終定理…

GraphQL備忘録 Pagination編

GraphQLについて実装サンプルから入り、概念的なものについて学んでおらず、そのまま今、活用するケースについて考えている。目にしていても理解していなかったのだが、数例をこなすうちにGraphQLのクエリにもいろいろあり、Paginationをサポートする形式も…

中世奇人列伝

日本の中世、応仁の乱あたりの著名でない人物ら――法印尊長、京極為兼、雪村友梅、広義門院、願阿弥、足利義稙――を著わした書。応仁の乱については過日『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱』を一読して概要は把握しているが、なじみのない人名、事物に未だ慣れ…

Pythonによる制御工学入門

「Pythonによる制御工学」入門であって、「制御工学」入門ではない。理系で高校を卒業し、大学で制御工学を選択している学生を想定している。ないしは、本書で言及しているところの「制御屋さん」にPythonを啓蒙する目的で書かれた書と見受けられる。30年く…

スパイスの人類史

コスマスやビャクダンを「ツァンダナ」と呼んでいるが、これはサンスクリット語およびパーリ語の「チャンダナ」をギリシャ文字で正確に写したものである。ローマ帝国衰亡以前の西洋ではまったく知られていなかったビャクダンも、それから数世紀の間にいくぶ…

元素から見た化学と人類の歴史:周期表の物語

化学がチョー苦手で、なにか親しむすべはないかと模索していた。科学技術史的な読み物はこれまでいくつか手に取ったことがあるが、化学を主題としたものはなかったかもしれないと思い、読んでみることにした。 古代においては地中海文明、ローマ以後は欧米お…

PSYCHO-PASS サイコパス

三期の広告がTwitterに流れてきて興味を覚えた。「サイコ」というキーワードだけで避けていたが、『羊たちの沈黙』的なサイコものではなかった。カエル顔のヒロインが有能かわいい。 近頃、視聴するにあたって第一話で引き込まれることは珍しくなってしまっ…

Raspberry Pi で学ぶコンピュータアーキテクチャ

この順を追った一連のステップは、上から下へと一直線に進むことから、現在ではウォーターフォールモデル(waterfall model)と呼ばれている。ウォーターフォールモデルを最も純粋に設計すると、設計書の作成を開始したあとはユーザーの要求を変更できず、コ…

The Rite

Tweetにレスしたらすすめられたので見てみることにした。アンソニー・ホプキンスと拘束は切っても切れない仲なのか。 閑話休題。 地味な映画は好みだと思っていたが、物語の進行に依るらしい。本作品は地味であるが、発生するイベントの回収がうまくできてい…

創聖のアクエリオン

十ン年振り、二度目の視聴。一度目は合体イカす、合体馬鹿みてえ、月まで駆け登るドリブルワロス。そんなことしか感じなかった。クライマックスとエンディングにむけて萎えたことも忘れていた。 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』で、「この物語でこのロボ…

海の地政学

米軍の元海軍提督、NATO軍司令を務めた人物による著書。 『アメリカの鏡・日本』において、以下のような表現がある。 この時期(注:ペリーによる開港)から十九世紀末までの日本はいわば半植民地だった。欧米列強の代表たちは、貿易のすべてを管理し、税率…

GraphQL備忘録

本稿を記す動機 そもそもの発端としては、node.js で作成した Web API があり、それが参照する既存テーブルがCRUDを意識していないものだから、date とか time とかいうカラムを持ち、それを結合したフィールドで範囲指定したデータを抽出するような機能を追…

トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち

戦後、バブル、いろいろなものが終わったことになって現在がある。はずである。 本書はバブル期に話題になった住専問題のその後、現在まで続いている未解決の問題を取り扱ったものである。バブル期に高校生であった我が身は、当時のことを空気でしか覚えてい…

謎の団十郎

亡父の遺品より。 生前、父は歌舞伎をこよなく愛した。死に装束は助六?の赤フン姿で頼むとよく口にしており、事に際して家族も親戚もそれを想起させられるほどに浸透していたわけだが、故あって叶えることはできなかった。 倅たる我が身はといえば、歌舞伎…

七人のイヴ

基本的にすべての実用炉の運転でなされている、通常のかつ健全な発電というのは、まったく使えない状態と暴走とのあいだの、ごくわずかな領域で起こる。 第二巻 P.213 ーー攻撃性という言葉で言いあらわしたものの前に、彼女は身を伏せる。だが、そうするこ…