でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読物 『甘粕正彦 乱心の曠野』

時代は、時として人を選ぶ。甘粕は時代を自分から選択する前に、時代の方から魅入られ、歴史の表舞台に心ならずもひきずり出されてしまった男だった。 P.12 大正十二年十月八日に開かれた第一回軍法会議で、判士(陸軍法務官)の小川關治郎(おがわせきじろ…

読物 『小泉純一郎―血脈の王朝』

「恩賜のタバコといっても、全部で十五種類あるんです。恩賜のタバコっていうと、すべて菊の花のマークがついていると思われていますが、茎に葉っぱがついたものもあれば、菊の軸芯のところがちっちゃな桜になっているものもある。これは秘書官クラスがもら…

読物 『東京アンダーワールド』

やがて、銀行関係の複雑な書類を偽造するのが天才的にうまい、カナダ人放浪者が仲間入りした。 白系ロシア人コミュニストの資本家も二人加わった。この二人は一日の仕事が終わると、モウモウと煙のたちこめる向かいのヤキトリ屋で、先輩のレオ・ヤスコフとと…

セキュリティとユーザビリティとモラル。

IT利用の不正対策マニュアル:不正行為をさせない「倫理観」と「人材育成」 (1/3) - ITmedia エンタープライズ via kwout 昨夜ふと脳裏に蘇った超人の言葉、そして今日、この記事を目にして、先日、盆休みに訪ねてきた甥の言葉を思い出した。「情報漏洩に対…

読物 『よくわかる現代魔法』

全く興味がなかったのだが、知る必要があった。 た。た。た。の、る。る。る。で、文章の好みは合わない。DTとか秋山とかそんなカンジがしないでもないが、まあどうでもよい。 どうもやけにヒロインdisってんなと思ったら、あとがきでナットク。続きは読まな…

読物 『田中清玄自伝』

陸路を通って行くルートがあり、それまでにも何名か送ったが危険だというので、別のルートを使った。ロシアの貨物船が東京・芝浦から出てウラジオまで行く。その石炭倉庫に乗せる線があった。これを扱っていたのがオムスです。そのルートはほんらい俺が使う…

読物 『フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』

予想は外れた。 とにかく畳もうという意気込みを感じるを禁じ得ず、また、なんかムキになってアンチテーゼを盛り込んだような印象を拭いえないが、大団円といえよう。物語は、終わってナンボだ。 めでたし、めでたし。

ハレの日々。

5日夜、足が疼いていた。前日の稽古で歩法をハードにやったので、多少キているのだろうと受け止めた。 6日朝、まともに立てないくらい腫れた。足の甲と、アキレス腱のあたりに激痛がある。それっぽい腫れ方をしていたので、持病の高尿酸血症の発作が出たかと…

読物 『ヘーシンクを育てた男』

へーシンクの勝利の瞬間、オランダ選手団は喜びのあまり、手に手を取合って、畳の上のへーシンクに駆け寄ろうとした。「この時、一万五千人の観客は、へーシンクとは何者かを見た。へーシンクは右手をかざした。畳に駆け上がろうとするオランダ青年を制した…

読物 『真剣師小池重明』

約束の場所に姿を見せないので不審に思った彼女がアパートへ来てみると、関と小池が徹夜で黒ずさんだ顔を突き合わせて盤面を睨み合っている。頭にきた彼女がヒステリックな声をはり上げる。「私と将棋とどっちが好きなのよ」 関は盤面を凝視しながら、唸るよ…

情報の使い方。

すうせん件のデータ整理について、当初思い描いていたストーリーはこうだ。・オフコンからデータを吸いだし、データを整理する(当方作業)・整理したデータをもとに、オフコンのデータを補完していただく(顧客作業)これを繰り返すことによってデータの精…

読物 『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』

東郷局長の仕事スタイルは小寺課長と対照的だ。極端な能力主義者で、能力とやる気のある者を買う。酔うと東郷氏がよく言っていたことがある。「僕は若い頃、よく父(東郷文彦、外務事務次官、駐米大使を歴任)と言い争ったものですよ。父は僕に、『外交官に…

読物 『狼と香辛料 ⅩⅢ ⅩⅣ』

たんぺんしうと本編。 次々と若い娘ばっか新登場するのは著者の趣味か出版社の意向か。世界は悪意で満ちていることを謳いながらの片手落ち。できの悪いTRPGシナリオにそう感じさせられるように、いびつさを感じるを禁じ得ない。 14巻は、資金繰りの話になる…

読物 『反転―闇社会の守護神と呼ばれて』

東京地検特捜部の検事は、捜査結果から事件の「ストーリー」を作る。概ねそれは上司の好みが反映されることになり、その意味でリテイクが繰り返される。学士論文を作成した経験があれば、「教授の指導」を思い浮かべればよかろうか。承認されると、「ストー…

読物 『羆嵐(くまあらし)』

Mixiの秋山瑞人コミュ、その名も『渇き』でご紹介いただいた。熊撃ち、いわゆるマタギの話といえば、個人的には矢口高雄が原体験であろうか。好んで蒐集するほどではないが好きだ。 物語はごっつい地味で、クライマックスに至るまでは若干辛いものがある。…

読物 『許永中 日本の闇を背負い続けた男』

許永中という名を初めて目にしたのは、格闘技関係の情報に触れている時のことだった。ゴッドハンドを支援した在日のアウトロー、そんなふうに記されていたように思う。 そのときには特に強い興味を喚起されることもなかったが、幾度かその名を目にし、先だっ…

アニメ 『閃光のナイトレイド』

頭山満とか石原莞爾とか登場する。主人公サイドが道化回しというFFタイプのストーリー。やや残念なラストではあるが、総じて良であろう。 最近、日中戦争頃のキーワードがヒットするようになったが、なにか流行りでもあるのだろうか。

読物 『同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録』

なにか調べ物をしていて、戦後混乱期の日本では、国家権力機構のみでは十分にあれこれを為し得ず、ご当地のその筋の方に協力を求めていたことを知った。そしてまた、バブル経済が計画的なものであったこと、政権の紆余曲折から計画的終熄をなしえなかったこ…

読物 『マップス・シェアードワールド 2』

手に入れたのはずいぶんと前のことだが、読みすすまなかった。 だって、つまr(ry あろひろしの漫画『アマニさん』だけが抜群にイけてる。そんな印象しかなかった。 いつまでもほったらかしじゃ寝ざめも悪いので、どうにか読み進めてみた。最後に納められ…

読物 『平和の失速(三)』

じつは、一行が汽車でブレスト・リトウスクにむかうべく、ペテルブルクのワルシャワ駅に自動車を走らせた段階では、随員スタスホフは存在しなかった。 すると、誰かが、農民代表が参加していないのは手落ちではないか、と発議した。もっともだが、ひき返して…

読物 『魔法戦士リウイ』

ふと、『ロードス島戦記』を読み返してみる気になった。ずいぶんと長いこと読み返していないし、未読の続刊を読むには、忘れてしまっているストーリーを思い出しておく方がよかろうと思ってのことだった。 すごい悪文だった。未熟というべきなのかもしれない…

読物 『他力』

彼は究極のマイナス思考から出発して、最終的に人間の存在を肯定し、ブッダ(悟った人)と呼ばれるにいたったわけです。彼の言葉が人々の心を打つのは、究極のマイナス思考から確かなプラス思考をつかみだしたが故ではないでしょうか。 これまで言われていた…

読物 『狼と香辛料 ⅩⅡ』

『聖女の遺骨求む』という作品があったなあと、ふと。好きな作家が愛読しているということでシリーズ一巻だけ読んでみたけれど、ミステリーなのであわなかった。 ごく狭い範囲で耳に届くアレコレからすると、「ラノベの愉しみ」というものはどうやらキャラク…

星のあかり/しらさぎ邸

7/31、8/1のこと。 那須高原へ。避暑地というけれど、暑い。地元よりは心もち涼しいが、すごしやすいほどではない。 南ヶ丘牧場。かつて訪れたと記憶していたが、記憶にある光景とは全く異なり、どうやら別の牧場と勘違いしていたっぽい。ハンバーグ、黒パン…