でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

The Rite

Tweetにレスしたらすすめられたので見てみることにした。
アンソニー・ホプキンスと拘束は切っても切れない仲なのか。

閑話休題。 

地味な映画は好みだと思っていたが、物語の進行に依るらしい。
本作品は地味であるが、発生するイベントの回収がうまくできていない印象で、視聴者を引き込むためだけに主人公が追い詰められていると感じられる。

添え物のヒロインが出張りすぎない(主人公が女性であるなら、その逆)作品が好みだと思っていたが、立ち位置がはっきりしない登場人物に成り下がるくらいなら、出張りすぎた方がいいのかもしれないと思うようになった。

事実を元にしているとうたっているが、上記の点も事実から引いたのだろうか。
だとするならば、エンターテイメントにする際にはやはりそれなりの脚色があった方がよいのかもしれない。少なくとも、伝記的作品についてはそうではない方が好みだと感じていたが(だから、『トールキン 旅のはじまり』は見ないことにした)、よく知らない「事実」についてはそうでもないようだ。

ということで、自身の映画に対するスタンスを自覚的に更新できたという意味で記念の作品である。映画としてどうかといえば、微妙。おススメはできない。

テイストの似た印象の作品として『ハイランダー』『レディ・ホーク』『ウォーロック』あたりが思い浮かぶ。好きだが全体的にみると微妙という意味で。

同じように地味でしかしイベントの回収ができており、見ごたえのあるクライマックスおよびエンディングを備えた作品というと『エンゼル・ハート』が思い浮かぶ。私的オールタイムベストたる同作品と比較してしまったので、本作品の評価が低くなってしまったのかもしれない。