でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

Raspberry Pi で学ぶコンピュータアーキテクチャ

 この順を追った一連のステップは、上から下へと一直線に進むことから、現在ではウォーターフォールモデル(waterfall model)と呼ばれている。ウォーターフォールモデルを最も純粋に設計すると、設計書の作成を開始したあとはユーザーの要求を変更できず、コーディングを開始したあとは設計書を変更できない。ユーザーが自分のニーズを理解していない場合、あるいは自分のニーズを設計者にうまく伝えられない場合、最終的に手に入るのは役に立たないものかもしれない。場合によっては、何もないほうがましだった、ということもあり得る。

P.165

タイトルに偽りのない内容の、厚くて薄い本。
想定する読者は理系の学生か、ある程度ラズパイをいじりたおした者であろうか。

コンピュータを構成する要素を列挙し、それにまつわる歴史的経緯を説明しているので、ひとつひとつの内容は薄い。著者自身の言葉によれば、インデックスとして機能するよう書かれているというところか。

ラズパイでこれからなにをしようかというアイデアを求めている人にとって有用であるかは微妙。個人的にはGPIOについて知識を深められることを期待したのだが、他がマニアックに記されているのに比して、該当箇所は実に淡白な内容だった。

なんとなく使ってきたアレコレについて知見を深めるにはよいかもしれない。