でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

2009-01-01から1年間の記事一覧

読物 『特務機関』

これ以上の苦しみはないだろう。死一等を減じられた代償として、日本人として扱われないという運命をあたえられたのである。日本人との断絶、肉親との断絶、靖国の神のままアパカに流刑の身となった。 ――語られざる実話「日本人を捨てよ」 特務機関という言…

読物 『阿片王 満州の夜と霧』

凡俗に堕ちて 凡俗を超え名利を追って 名利を絶つ流れに従って 波を揚げ其の逝く処を知らず 「里見家之墓」墓碑銘 恐竜帝国帝王ゴールは、自らの種に科せられた業を知るがゆえに、地上侵略の早期達成を図った。 地上の調査に余念がなかったのは、侵略の第一…

うるとらふぁいと

どこの道院・支部でも似たような難があるようで、当流では小学生以下の少年部の指導について、会報でアイデアを提供している。難のひとつをいえば、集中力の問題で、我が身が小学生の頃、いわゆる放課後のクラブ活動参加は四年生からであったのだが、いまさ…

きたのじゅんこ妖精版画展

とおいとおい昔、TRPGのイマジネーション創出のためや落描きのために、画集を眺めた時期があった。自由になる資金の乏しかった頃、購入に至ったものは少ない。TSRのファンタジーアートや、きたのじゅんこの画集は、その少ない中に含まれていた。いずれの趣味…

読物 『ザナドゥーへの道』

保存書庫から貸出希望図書が探し出されるまでのあいだ、貸出カウンターの近傍をうろついた。カウンター近傍には人気図書、推薦図書、新聞、婦人週刊誌?と並んで新着図書のコーナーがある。なにげなく眺めてタイトルに目を引かれ、ぱらっとめくったページの…

読物 『破天荒人間笹川良一』

大衆はいつの時代でもインテリではない。インテリはその知識の仕入れ先次第で、根こそぎ判断力を狂わせられる弱点を持っている。が、大衆はそうした知識による偏見の呪縛の外にあって、本能的に正邪を嗅ぎわけるふしぎな嗅覚を持っている。 P.207より 「君は…

読物 『実録 少林寺修行記』

入門を決めた時、過去にかつて微小な接点があったことを失念していた。小学生の折、サッカー部に所属していたのだが、部員の一人がやっていたのだ。その彼は、小学生とは思えないブルース・リーのようなしまった身体つきで、今思えば時折、肩や背に目打ちの…

読物 『満州国演義』

手記によれば「馳ノワール」なる語を初めて目にしたのは2005年11月のこと、単行本『楽園の眠り』の帯による。以来、その語を想起するたびに連想する名がある。船戸与一だ。 船戸与一作品との出会いは柳澤一明による漫画作品『猛き箱舟』で、馳星周との出会い…

ゲーム 『DQⅡ』

おそらくもう2度とはやるまいと思わされたのは、長すぎるパスワード記録もさることながら、早すぎたと思えるロンダルキアの洞窟への到達のために、マゾい思いをさせられたからに違いない。 再び遊ぼうという気になったのは、日記データ移行のためにリンクの…

アニメ 『東のエデン』

オンエアは中途半端で終わっていて続きは映画とか、アニメ放映前から映画化の話があったとか、そんな情報とは無縁に、『エヴァンゲリオン』『ナデシコ』『COWBOY BEBOP』からしばらくして『ZEGAPAIN』、それ以来久しくなかったキモチになった。実に面白い。 …

読物 『馬賊―日中戦争史の側面』

若ものは尚旭東(シャンシュートン)とよばれ、父は中国人だが母は日本人であると、その当時かれみずからが称していた。馬賊仲間では小柄で色白のほうで、小掛児(シャオコアル:中国風下着)の上に肩窄児(チェンチアル:中国風チョッキ)をぴたりと着こな…

アニメ 『ベクシル -2077 日本鎖国』

現在の職場にバイトに来ていた方から、喫煙時の雑談に聞かされるまでその存在を知らなかった。直前、マニュアルを作成するというミッションに頭を抱えていた彼女は、説明することがひどく苦手だという。それを実証するかのようにたどたどしく語られたあらす…

読物 『馬賊で見る「満洲」―張作霖のあゆんだ道』

昔、ある家に18人の兄弟がいた。家計がきわめて苦しかったので、母親はこういった。 「おまえたち兄弟は、みな家を出て生計を立てなさい。一年後、私に会いに戻っておいで。おまえたちがどんな道理や技を学んだか見たいから」 兄弟の何人かは一年間家を出て…

神の供物

神に捧げられた信者のレシピ。 a.白味噌 50gb.牛乳少量c.卵 大3個d.砂糖 120ge.薄力粉 120gf.バター 120g 1.a.b.を混ぜる。(味噌牛乳)2.e.はふるっておく。(薄力粉)3.f.は溶かしておく。(溶かしバター)4.c.を白っぽくなるまで混ぜ…

読物 『弓と禅』

心身一如という理念が当流の一根幹をなしています。精神身体医学では、"断腸の思い"の時にその腹部をレントゲンで透視すると腸が太く細く、細く太く、あたかも腸が今にも切れんとするが如き状態になっておるそうであります。 P.214より 弓道というものへの知…

ゲーム 『DINOSAUR resurrection』

「きっと気に入ると思うで」当時関西在住の我が身にそう教えてくれたのは、同地で巡り合った同好の士、すなわち共に立ち上げたTRPGサークルのメンバーのひとりだった。類は友を知る。互いの嗜好について、TRPGを通して、また雑談などを経て知るところとなっ…

新・弁当のおかず考1

オフィスが開くまで、オフィスの裏手で待つ。携帯灰皿を持参していれば一服するところだが、こんな日にかぎって持ち合わせていない。仕方なく、ぼーっと待つ。なにげなく視線を巡らせると、隣家の屋外物置と思しき建造物、一般的成人男性の身長程度の高さの…

読物 『不安定だから強い』

「こころ」の語源は、「凝る」にあると言われている。この語源説は、魅力的だ。 同著P.150より 甲野善紀氏近傍に位置する人物の著書、らしい。ライターとのことだが、著作リストを一瞥しただけでは何屋なのかまったくわからない。序盤、いいカンジにこの方な…

アニメ 『超電磁ロボ コンバトラーV』

母上はな キャンベル星きっての科学者だったが 九十歳の時 年を取って死ぬ前に 自分のあらゆる情報 記憶 思考能力を 巨大なコンピュータにうつしかえられたのだ ガルーダ一号 記憶回路に異常 失敗廃棄ガルーダ二号 キャラクター造形に歪みあり 失敗廃棄ガル…

読物 『甲野善紀の驚異のカラダ革命』

これまで読んだ関連書のなかでは、最も有用で最も中途半端な一冊であった。 有用というのは、写真や図入りで、端的ではあるが術理に終始した説明文があること。半端というのは、トピック個々の取り扱いが非常に短く、「あれ、続きないの?」的な印象をトピッ…

読物 『ポケモンストーリー』

個人的なトピックを記録するようになって九年になる。初期の頃は記録という点でイマイチで、たとえばポケモンをいつ始め、いつ飽きたか明確な日付を確認できなかった。イマイチな記録とアイマイな記憶を手繰ってみれば、ハマったタイトルは金銀で間違いなく…

読物 『二人の首領』

笹川は情報を大切にするだけでなく、インフォメーションをインテリジェンスに消化する能力を持っている。 『二人の首領』 P.92より 「一日一善」の老人の名が笹川良一ということを知り、それがいかなる人物かということを知ったのは、「戸締り用心日の用心」…

読物 『表の体育・裏の体育』

体育という言葉の語感から想起されるものは「紅白帽をかぶりそろいの体操着で運動をする」というものであったが、本書には長年にわたるその印象を一新する定義がなされている。それは身体にかかわるすべてを体育とするもので、言葉から直感的に得られる身体…

IT探偵

職場近所のスーパーは昼食的にNGとあいなったわけであるが、カードを作ると無料で給水できるサービスがあり、これだけは愛用している。十代の頃フレーメンに憧憬を抱きつつそのあるべきを忠実に守らなかった報いか、水分を過剰に摂取せねばならぬ業を得た身…

読物 『古武術からの発想』『武術を語る』『武術の新・人間学―温故知新の身体論』

歩くこともままならぬ幼児に、走り方を教えるものがあるだろうか。 原文ママではないが、異口同音のことを初めて目にしたのはもう随分と前のことになる。当時はまだ武術的なものにたいしてわずかな知識をしかもちあわせがなく、他の分野と対照して得心したも…

サルベージ完了

二年半分、回収完了。なんとなくviの使用感を彷彿とさせられながらタグ打ち三昧。 ローカルに保存しつつ、旧HPに反映。ブログ形式もいいけれど、ある程度HTMLがいじれないと不便であることを痛感。

読物 『古武術に学ぶ身体操法』

エッセイのようなもの。ところどころにTips、キーワードがちりばめられているが、著者の考え方・経験に基づくBreak Through、発想の転換の妙を語る思想書といえる。思想の中に技術的なものが含まれており、そういう観点で読めば技術書である。

読物 『キマイラ・吼シリーズ』

この物語は、10巻までは面白い。 昭和という時代があった。年に何冊も『キマイラ』が出る。『D』が出る。『グイン』が出る。好きな作品が、滞ることなく供給されていた時代。過ぎ去りし上代、あるいは神代の時代のことだったのかもしれない。 夢枕獏は好きな…

読物 『青の騎士ベルゼルガ物語』

深く層をなす灰の大地に怒れる天の鎚がふりおろされる。北関東戦区北部はそんな地域だ。雷都を自称するこの都市は、かつては軍事都市として賑わいを見せもしたが、それがゆえに徹底的な、それこそ灰燼に帰すほどの打撃を受け、みるかげもなく復興して今は三…

読物 『腸は考える』

数学-あらゆる学問の根底にして始原。もっとも厳密で華麗な学問。まさに学問の女王。物理学-自然科学の王者にして現代科学の代表者。この自然世界の理論的な解明を担う。また、新しい数学理論、計算理論の創出にも貢献。学問の大様。情報科学-現在の形而上学…