でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

旅のラゴス

読んだと思い込んでいたが、読んでいなかった。

でも多分、今読んだことは幸いであっただろう。
ヨーロッパ的雰囲気のファンタジーを求めていた頃に読んでいたならば、趣味に合わぬと一蹴していたかもしれないから。

その頃から随分と経った今だから、手になじんだ道具を、気に入って着古した服を、使い込まれて傷んだそれらをふと愛でるような気持ち、そんな読後感を抱きながら、この物語を読み終えることができたのだろうと思う。