でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読物 『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』

本書は第二次世界大戦で日本、ドイツが勝利した世界を語るものである。知るきっかけとなった紹介文にも『高い城の男』がひきあいにだされていた。
それで興味を覚えたにせよ、読んだはずの『高い城の男』はほとんど覚えておらず、『1984年』と混ざってしまってるカンジで、比較する術もなく。

本書において主として舞台となる時代は1988年、現実の同時代にしてはハイテクな、しかし現実の2016年のテクノロジーからみるとローテクにみえる架空技術のありようがちょっと面白い。

全高50mのロボットが登場するあたり、『ミカドロイド』や『ロボジョックス』を鑑賞したときのような生暖かい目で見守ってやる必要があるが、ロボットどうしの戦いがFSSしててよい。
パイロットがなんだかやけにかっこいい。

ただ一つ難癖をつけるならば。
英語であるがゆえに、あるいはある程度キャッチーである必然性もあろうが、もし日本が勝利した世界であるならば、国名は大日本帝国だと思うのである。