でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

Androidと英語脳

一日中データ入力を続けて一月分を完了させた。残りごかげつぶん。やれやれ。

Androidアプリに、音声入力で翻訳してくれるツールがある。フランス語も対応している。
我が家のフランス問題のために導入してみたが、入力デバイスがアレなのか、認識がアレなのか、発音がアレなのか、原因は不明だが、認識率がどうもよろしくない。妹が購入した電子辞書の方が対応が早い。
Xperiaで文字入力してまで翻訳するほどマメではないので、仕方なく自前でなんとかしようと試みるも、五年以上休止状態だった英語脳はエンストしまくりでなんともならない。
フランス人相手に英会話というのも妙な話だが、肝心の妹からしてフランス語が満足にいかず、どう聞いてもおかしい英語で話しているのだから仕方がない。
かつて仕事で、カナダ人と、やはり英会話をしていたことが、奇しき縁として思い出される。

ファーストコンタクトより三日目、英語脳はどうにか暖気状態にまでゲインしつつある。とはいえ、もともと出力が弱いものだから、フル回転でもたいしたことはないのだが、なんとか会話を成立させることに成功した。

彼は合気道をやっている。
事前にそう聞いていた。それをとっかかりにしようと考えてはいたのだが、会話が成立しないのではなんともならない。かつて仕事で英会話していたときは、難しく考えすぎて言葉にならない状況からはじまり、やがてシンプルに文を構成することで会話を成立させるようになった。そのうち自然に、中学で習ったような英文法が使えるようになって、会話が苦ではなくなっていった。
そんなことがなんとなく思い出されて、難しく考えずに文を作ろうとしたわけだが、文を作ろうとしている時点で英語脳は稼働していないことになる。

とりあえず。
フランスには合気道の団体が二つあり、仲が悪いこと。
ゆえに、昇段試験は「時として難しくなる」こと。
筋トレはせず、呼吸法をやるらしいこと。
フランスで最もポピュラーな格闘技は柔道で、少林寺拳法はあまり有名ではないらしいこと。
とてもそうは見えないスリムな体型をしているのだが、子供の頃は柔道をやっていたこと。
などを教えてもらった。
合気上げという言葉は知らないということだが、それっぽい技を見せてもらった。
ついでに、弟が柔道で初段をもちあわせていたことを初めて知った。往事の口ぶりからテキトーにやっていたという認識しかなかったのだが、高校三年間続けた証はあるということらしい。

家族は巧妙に姿を消すことを覚え、どういうわけか妹は、コミュニケーションの仲介をすることに熱心ではない。意外に気をつかう我が身としては、おれがやるしかない的な空気を読み取ってもいる。
まったくもって、やれやれだぜなのである。