でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史

前半に透けて見えるのは、おそらく読むであろう関係者への迎合。後半に刻まれているのは、日経コンピュータのドヤ顔。

前半は苦闘の末に実を結んだ健闘を讃えている風に見える。ぬるい内容だが、その中に「このシステムの中核がCOBOLである」ことがさらっと触れられている。21世紀になってはじめてCOBOLに触れた技術者たる我が身としては、このシステムの中核がCOBOLであることに苦闘はまだ終わっていないのではないかと危惧せざるを得ない。

後半は「だから言ったじゃんかよう」なノリ。後世の歴史家語る的な立場からの物言いめいて、公平ではない印象がある。だが、前半よりは辛口で詳述されている。

『闘うプログラマー』のようなノリを期待していたのだが、かなり物足りない。
だが、ITへの投資を軽視するなかれという啓発としては良い内容かもしれない。