随分前に話題になったことを覚えている。なんで読まないでいたのか忘れていたが、『スラムオンライン』が好みにあわなかったことを本書読後に思い出した。
キャラ紹介を読んだ時点で加藤雅基の『ARMS』とか『バトルスタッフ』とかを思い、読み進めるにつれ秋山瑞人だとかガンパレだとかが強く匂い、それでもいい感じになったかなという印象を得たのもつかの間、人類側が知る由もない侵略者の背景が語られてトーンダウンし、失速して胴体着陸。
それぞれ癖のあるしかし良質の素材、それらの味が強く残っていて、調味料がそれらの味を十分にひきたてていない料理というカンジ。