ゲーム 『Ys SEVEN』
イースは3まではほとんどリアルタイムに遊んでその後縁がなく、たしか『オリジン』の存在を知った頃に、『オリジン』と『ナピシュテムの匣』を遊んで、『セルセタの樹海』と『失われた砂の都ケフィン』は見送った。というか、この二作は遊びようがなかった。
おりしも『Ys SEVEN』が発売される頃だったかもしれない。PSPを所持していなかったので、『Ys SEVEN』も見送った記憶がある。
昨年末に、PS Storeで安くなっていたので、Vitaで遊んでみることにした。
冴えないシナリオ、ぱっとしないヒロイン、いけてないビジュアル。
だが、ゲームは面白い。爽快感がある。シナリオも、闘技場あたりの展開はとてもよい。イースシリーズはアドルのレベルリセットについてなんらかの解決を図る必要があると遊ぶたびに感じるのだが、闘技場のシーンは優れた剣士としてのアドルをこれまでになくよく表現した好エピソードだ。
そんな工夫を感じてみれば、ヒロインのことも意図的な配置だったのかとも思い直せる。どうやってもフィーナの存在感には敵わないのだから、これくらいの扱いがちょうどよいのかもしれない。
しかし、ビジュアルはどうにも受け入れがたい。サウンドもか。
このあたりはどうも、イースⅠ・Ⅱの呪縛が効いているようだ。