ゲーム 『イース セルセタの樹海』
世間では『イース8』の時代だというのに、2012年のゲームで遊んでしまった。『イース7』をクリアした直後、2016年2月ごろに入手し、似たようなゲームを立て続けにプレイすることができずに寝かせていたのである。
総評としては、JRPGにありがちなお話は置いといて、ゲームとしてはとても楽しかった。
お話というか演出として、登場人物である若い女性がアドルのことをならず者と表現したことは特筆すべきであろう。また、アドルがどうにも困ったちゃんであることをつまびらかにしたことも。
雑感としては。
現実の歴史とある程度リンクさせてきたシリーズだが、キーワードとなる事物からするとセルセタの樹海の位置として適当であったのはアメリカ中部あるいは南部であったろうと思える。Wikipediaによると明確にここといえないがスペインあたりであろうとしているが、イタリアの地名っぽいものも登場し、制作サイドがリンクをあきらめた気配がある。
有翼人という設定はどうも二人の女神をdisる印象があり好きになれない。本作品で登場する有翼人の描写もその傾向にある。3Dモデルだと臀部に羽が生えて見えるが、四枚の羽根を持つ人型の造形としては新しいといわざるを得ない。
全体的にどこかで見たような気がするお話には、『獣の奏者』に強い影響を受けたんかなと思わせるエピソードもあった。
ヒロイン不在っぽいのがイースのスタンダードになりつつあるのか。
9月10月と所有していないゲーム機のゲームを購入しなくてはならない予定なので、『イース8』はまたいずれ。