映画 『ピクセル』
とても面白い。
あえて表現するなら、アーケードゲームを背景に、ゴーストバスターズとガンツを足したような。
上手いゲーマーは操作に無駄がない。そして魅せる。それをよく表現している。ゲーセンに通っていた頃も今もゲームが上手いというわけではない我が身は、そんな表現に懐かしさと憧れを抱かせられた。気のせいかもしれないが、版権の綱引き的なものも感じられてニヤリとさせられる。
当時の、あるいはゲーマーが身近に見ていた風景を知らない人が見たらどんな感想を抱くのだろうか、心配になる内容でもある。
余談だが、デフォルトが吹き替え版で、神谷明がみょうにはっちゃけていたのが印象的だった。
視聴にあたって、PS Storeの有料サービスを利用した。
PSのダウンロードコンテンツは、さあ楽しむぞという時にダウンロードやらアップデートやらで気分を削ぐサービスばかりという印象で、それは本作品においても同様である。高画質版をレンタルで見たが、ファイルサイズ5.6GBでダウンロード完了まで40分とか、ストリーミングで見て大丈夫なんだろうかとか心配させられる。100円ばかり高グレードなサービスを選択したのに、ファイルサイズ1.6GB版にしとけばよかったと思わせられて、なんとも台無しなカンジ。
ファンというわけでも、意図的に選んでいるというわけでもないが、どういうわけか身の回りのデジタル機器にはソニー製品が占める割合が高い。
おしゃれなビジュアルとか時代遅れに派手なバナーとかいらないから、サクサク動くUIを目指していただきたい。少なくとも、その気になった時に、気分が変わらないうちにコンテンツを楽しめるように。