読物 『ウイスキーの歴史』『豚肉の歴史』
図書館に『宇宙のスカイラーク』を借りにいったとき、新書コーナーでふと目についた。
『火星のプリンセス』を経験した直後のことである。おそらくきっと『宇宙のスカイラーク』読中には気晴らしないしは口直しが必要になるであろうと考えたこともあり、実際にはあまり興味のない酒について読む気になった。
酒が政治を含む闘争のきっかけになった事例としては漠然と禁酒法を知るのみだったが、中世から近代にもあったことは知らなかった。歴史から学ぶことは政治的権威であっても難しいことのようだ。
現代の食品に健全であることを望むのは難しいことなのかもしれないが、ウイスキーもまたその一つであることも知らなかった。
科学技術という側面から見た、創作物が持つべき劇中のリアリティについて想いを馳せたり馳せなかったり。