読物 『本当の戦争の話をしよう』
歩兵が携帯する重量について詳述がある本、というような話題で紹介されていた。たぶんネットのどこかで。
読んでみると意外なことに渇きが癒される。
しかし、この渇きはおそらく永遠に満たされることはないもので、癒される側から乾いていく呪いのようなシロモノである。呪いを掛けた当人の作品を得ても、それがEGFだとしても、たぶん完全に満たされることはない。
この効用、ティム・オブライエンという原作者の力によるものか、村上春樹という訳者の力によるものか。
『ニュークリア・エイジ』で確かめてみたい。