でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

ガテン系と呼ばれて

本日、県大会。
当道院からは参加者二名、中学三年生の男子一名、小学四年生の女子一名。
未熟者たる我が身は見学。

中学生男子は、昨今珍しい、礼儀正しく、応答の良い若者で、ともに楽しく稽古に励んでいる。そういう手ごたえが感じられる人物だ。
受験を控えた身の上の常として、離れ、そして戻ってこない例を幾つも知る者として覚悟はしてはいるものの、去ったならさぞかし残念なことであろうと、そのような別れを数限りなく繰り返したであろう師範の心情を察する次第である。
ご両親としばし会話する機会を得て、どのような教育がこのような折り目正しい男子を作り上げたのかと尋ねてみたところ、普段はそうでもない、両親がだらしないから、自分で何でもやらなきゃならないと思ったのでしょうなどという。
人は成るべくして成るものだが、それだけではない。はずである。いずれ機会があれば、謙遜の実態を知ることもあろう。
受験生であることもあわせて尋ねてみれば、今のところ当人も熱心に取り組んでおり、週に二度のこと、続けさせてやりたいとのご意向をいただいた。
この頃は、気合いや所作に少年を脱皮しつつある観があり、なるほど、頼もしくなってくるとはこういうことかと思うを禁じ得ない。

小学生女子は、例の、にゃん、である。
昼食時、やはり拳士である母親と会話する機会を得て、普段道場ではなされない話題があがった。そのひとつに、我が身がどんな仕事をしているのか、ご父兄の間で話題になったことがあるというものがあった。
質問に質問で返すのが、昨今の我が流法である。
どんな職種と思うか、尋ねてみた。
「ドカタじゃないですよね?」
まあ、この太い身体を見ればまずそれを思うだろう。残念ながら虚弱体質ゆえ、肉体労働は不得手である。笑いながら、ノンと応えた。
「ヤクザ?」
にゃん、がいう。
なるほど、そんな風に見られていたのか。

あながち間違いではないかもしれないが、自称は異なるので訂正する。
軽く驚いていただきつつ、さりげなくご父兄に触れまわっていただくようお願い申し上げた。