でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読み初め

晦日も目前のある日、わりと半端なスケジュールの空白が出来て、風邪というか扁桃炎からの回復も怪しい体力で思いつける暇の潰し方としては映画か漫画喫茶というところだった。

後者を選択して三昧の境地に至ったわけだが、なにを読んだかよく覚えていない。完結した『ぼくらの』を読んだことは覚えていて、「あら、そう」ってな結末は、再読すればもうちょっとわかりようもあろうかとは思うが、再読する気にもなれないものであり、きっと『GANTZ』も似たような終わり方するんだろうなあとセキズイ反射的に思うのみである。
どうでもよくなっちまった漫画つながりで『シグルイ』を読んだことを思い出したが、やはり同様の『刃牙』『餓狼伝』と対にして、誰かコイツら止めろってカンジ。

これまで未読だったものも幾つか読んだ。
バクマン。』は、何はさておき王道で、幾重にも重なったメタ構造が面白い。
一方『アオイホノオ』は、よくいえば気負いすぎで、悪くいえばあんま面白くない。助走つけすぎというか。面白くなる前に力尽きるんじゃなかろうかとか。

そういえば、例の皆神山つながりで『強殖装甲ガイバー』を再読してみたら、作中では魅奈神山となっていた。当て字がなんとなく昭和だなとか思いつつ、三浦健太郎はガイバーを意識しているのではないかとか思ったり思わなかったり。逆も真のような。

かような経緯からスイッチが入ったようで、この年始、『パイナップルARMY』と『MASTERキートン』を一気読みした。元旦二日と親族系の行事に予定を埋められ、休みは残り一日、他に思いつくこともなかったということもある。

パイナップルARMY』は短くよくまとまっており、とくにいうことなくFavoriteであった。『MASTERキートン』はかなり暇な時代にわりとリアルタイムで追っていたせいもあろう、当初は「おもれ~」だったがやがて「いい加減終われ」となったことを覚えていて、その分個人的評価が低い。
読み返してみればどちらも面白く、よくできている。

昨年『Dr.コトー診療所』を読んだのだが、いつの間に浦沢ismな作家になっていたのやら、物語はさておき、主人公を含め登場人物の笑みがひどく気に障ったことを思い出させられた。