ヘンゼル&グレーテル
『シンドラーのリスト』を見たあとだろうか、アカデミーな映画を鑑賞するときに冷笑を禁じ得なくなったのは。
その後『ロード・オブ・ザ・リング』の第一部を映画館で見て、映画館で見る気が失せた。のちに同作品に対する印象はディレクターズカット版を見て改善されたが、これは余談である。
そんな経験から映画はなにも考えずにいられそうなアクションを自宅で見るに限ると断じて、たまにそうでないものを見ても考えは改まらず、こんな映画ばかり見ている。
中世のショットガン、中世のガトリングガンとか記すと思い出すのは『魔神人伝』第二部だが、そんなガジェットになにも思いだかず鑑賞できる映画というのはいいものだ。
本作品には明確なオチがついておらず、作られた順は逆であるが、そのへん先に見ていた『ヘラクレス』を思い出させる。