シン・ゴジラ
Amazon Primeに来てたので、公開から二度目、二年ぶりに視聴する。
基本、ゴジラに思い入れもないし、あまり見ることもない。
怪獣やウルトラマン、その他特撮を見に映画館に行っても、わけのわからんナニワ節や俺流改変を見せつけられるだけでいいことなど一つもないというのが、ここ数十年来拭い得ていない偏見である。『シン・ゴジラ』は、そんな観念の持ち主に対し、映画館に行って後悔させず、もう一回見ようと思わせる作品だ。
オリジナルに対する敬意をこれでもかと表明する姿勢、それがシリーズには大切だと思う。方向性を変えるにしても、独自性を入れるにしても、「俺色に染めてやるぜ」という野心ばかりではうんざりさせられる。溢れる野心を隠そうともせず、名台詞、名シーンのオマージュでそうでないふりをしているのが『ガンダムUC』だという個人的見解はさておき。
この作品を見るたびに思う。
庵野氏による巨神兵が見たい。
石原さとみ可愛い。
(政治家という存在に)夢を見させてくれる。
制作時になにやら恋愛だか人情ものだかが捻じ込まれる配慮がなされたようで、それが原因で庵野氏による続編はないということになっているらしいが、尻尾が気になってしかたない。