読物 『戦争は女の顔をしていない』
対談記事で引き合いに出されていて既知とした。
気になることを知るためにあれこれと読み漁っているうちに、WW2においてソ連はなぜナチスの進撃に耐えることができたのか不思議でならなくなった。いかにして、ではなく、なぜ。
社会主義下における教育のためか、スターリンのカリスマか。あるいは国土への愛か。人々は自ら望んで戦地に赴き、素手で戦車に挑んだという。初期には前線に弾薬がなかったというのだ。その中には女性もいた。看護婦として、通信士として、そして、兵士として。
そのような方々がそのようにふるまった経緯と、その後と、そのさなかの時代風景とが語られている。
戦争を戦場で戦って生き抜いた女性たちの声だけがつづられている。
戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)
posted with amazlet at 17.04.29