でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読物 『あなたの人生の物語』

おすすめのSF的な情報に触れると、割と高確率で遭遇していた。

個人的にもおすすめできる。ファンタジックなモチーフをSFで語る作品は大好物。
筆致も巧みで、大上段に構えてこの物語世界はこうですよと説明するのではなく、ああこういう世界なんですねとすんなりと受け入れさせてくれる。

本質としては哲学書なのかもしれない。物語として秀逸で、いかにも哲学とかテーマとかいう押し出しはないが、ぶれない芯のようなものを感じさせ、それがそう思わせたのだろう。
個人的嗜好からするといくつかの作品については「あれ、ここで終わっちゃうの?」という思いを禁じ得なかったが、いくつかの作品については文句のつけようもなく花丸。

今よりもSFを楽しんで読んでいたころに出会った、ニーヴンやル=グィン、ストルガツキーらの思い出に浸ってしまった。