読物 『知の逆転』
本書は、世界を代表するらしい知の巨人たちへのインタビュー集である。
読了後、Webで検索するまでタイトルの意味がピンとこなかった。
インタビュー対象の経歴に疎いため間違った解釈をしているかもしれないが、各位はそれぞれの立場で、以前と以後と呼んでも差し支えないエポックメイキングをしたらしい。あるいは企業には実現的ではないと評された理論を実現してシェアを独占するようなニッチを独創したらしい。それをして知の逆転とするようだ。
個人的には『銃・病原菌・鉄』の著者に対してはそのように感じられる。
無知な我が身には啓蒙書であり、また気楽に読ませる面白い本だった。
アメリカは帝国主義であるとアメリカ人をして言わしめているところとか。