読物 『アンドロイドの夢の羊』
『老人と宇宙』は楽しく読み、続編でだんだんと萎えていった。
ゆえに本書などは寝かせておいたのだが、エスエフ分が足りなくなって手ごろなものを探しているうちに再度巡り合い、頃合いかと見定めた。
面白い。
が、クライマックスの無双ぶりがどうにも好きになれない。もう覚えていないけれども、『老人と宇宙』のシリーズでも似たような印象を得たように思う。
とはいえ、前半は間違いなく面白い。一読に値する。
でも、この作家はネットが関わるテクノロジーものには手を出さないほうがいいと思う。『神は沈黙せず』で取り扱われたGA的な意味で。
アンドロイドの夢の羊 (ハヤカワ文庫SF)
posted with amazlet at 16.09.28