アニメ 『ベルセルク2016』
切って久しいマンガのアニメを懐古とともに視聴する。
まだ好んでいたころのエピソードであり、それにコレット話を追加した内容となっている。愛していたころならばわりと喜んだだろうが、現在ではとりたてて思うところもなく。
終わってみれば、あれこれ足らない気がして例えばゾッドの角はいつどうやって折られたんだっけとか。思い出すまでにしばしかかり、それでも確信が持てず調べたりとか。
アニメというよりは人形劇のような風合いで、作画を云々するのではなく、演出を云々すべき出来と覚える。あえて画について語るとすれば、絵はきれいだがキモい。ガッツの鎧や骸骨のおっさんの光沢が不要・・・後者については甲冑の色は骨の白さであろう。
演出についてはやや間延び感があり、特に山羊の洞窟に駆け付けるというベルセルク屈指の名シーンはちょっと残念なカンジになっている。マンガではややくどいパックのジョークを、いちいち取り上げつつ背景の空気にしているのはよかった。あれを都度フォーカスしてたらウザいことこの上なかったであろう。
2017年に続編をやるというが。
12話の尺だとするならば、犬鎧ゲットあたりまでか。