漫画 『超人ロック エピタフ』
個人的には、『聖者の涙』以来の大当たり。
ロックはやはり帝国時代の話が一番面白い。
本編エピタフは、『永遠の旅人』『魔術師の鏡』にて印象に残る名脇役として登場したド・ラージュを主人公としている。いささか既存エピソードと不整合を起こしているが、ロック特有の「アレがココに!」感を堪能することができる。
短編『カル・ダーム一世』では、いかにしてトレスが服毒するに至ったのかが描かれている。当時は皇族の若返りというものが周知されてはおらず、いささか早すぎる帝国の失墜と受け止めたものだが、『メヌエット』で初めて補完され、本編でさらに充実したことになる。
この楽しみは、やめられんのう。