でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

1st Impression of "Oblivion"

年明けの第二週目のこと、『ベヨネッタ』を遊ばなくなって、そういえば『オブリビオン』を遊ぼうと考えていたことを思い出す。

PS3版かな。かな?といろいろ調べてたら、"Game of the Year"版が近々発売されるという。なんじゃそりゃ。キーワードを変えて調べてみたら、PC版のそれはすでに発売済みで、価格は最安値で2980円だという。コンシューマ版のおよそ半額程度である。

ただし、日本語ではない。

しかし、日本語表示にする方法はある。

全訳ではないが、Oblivionを愛する同好の士のボランティアによって、日本語化パッチが開発され、遊ぶに支障のない程度に日本語化されているという。多少の英語なら、かつてEQを米鯖で遊んでいた身の上としては、華麗にスルーすることができる。問題はない。

どこで買えるのかと調べてみると、タイミングが悪いのか、コンシューマ版しかヒットしない。アレコレして輸入ゲーム取扱店を二店舗見つけ出した6日の時点で、一方では13日再入荷、もう一方では9日に再入荷となっていた。
「輸入ゲームの小規模店舗における通販」にいわれなき敷居の高さを感じたためか、なんとかして地元で手に入らないかとアクションを起こしてみたが果たせず、9日に再入荷とあったIFeelGroovy.netに注文することにした。よくよく調べてみたら、Oblivion.wikiに購入方法の一択としてリンクがあったことは余談である。

受注確認のメールを受け取り、wktkと入荷状況の更新を待ったが、ない。メールで問い合わせたら、16日入荷分を16日に発送するとのことである。即時対応が気に入ったので待ってやることにし、17日夕刻、ヘロヘロになりながら帰宅したところ、着荷していた。

日本語化wikiの手順に従って、インストール、同梱のパッチインストール、起動――

トラブル。
Win7は動作するという報告もある」「Win7でも問題なく動作する」という情報は事前に確かめており、構成次第では動作しないかもしれないということはあらかじめわかっていた。公式ホームページには動作環境をチェックする機能があり、これもまた事前に調べておいたところ、OS以外はクリアだった。

特に情報なしで思いつくことといえば、マルチディスプレイをシングルディスプレイに変更すること。Oblivion異常終了時の挙動から、そう察せられた。もう一つ、オプションでフルスクリーンモードからウィンドウモードに変更すること。理由は同じである。さて、どうか。
――起動確認。

手順の続き、チュートリアルをちょっと遊んでみる。問題ない。
この時点での印象は、3Dの『ブランディッシュ』というところ。

しばらく遊んで、日本語化の手順に着手。その第一歩、日本語化パッチのダウンロードがうまくいかない。本文中のリンクから辿り着くDLサイトが超絶ムカつく仕様で、どうやってもDL開始しない。アレコレ試して、左側メニューの「日本語化パッチ」からダウンロードできることがわかった。

HPの手順とパッチに同梱のReadmeに差異があるが、なんとか読みこなしてパッチを当て、MODを適用し、表示確認、OK。とりあえず日本語化完了。ゲーム続行。

途中、星座を選んだり、クラスを選んだりするが、よくわかんない時は戦士系をやっときゃ間違いないという経験則により、星座はWarriorの星座、クラスはKnightを選択する。初期ダンジョンを進むうち、Sneakやら射撃やら、調合やらできることがわかり、慣れないながらもそう簡単に死ぬようには作られておらず、特に難はなく突破。
この時点での印象は、Own Viewではない『キングス・フィールドⅣ』。

屋外に出て、第一の印象はやはり『EverQuest』である。これはもう、我が身には致し方のないことであろう。
ナビゲーションが表示されるものの、よくわからんままに進んでいくと、人影を認めた。ストーリーとは無縁の、初めての遭遇である。ちょっと嬉しくなりながら、しかし警戒しつつ接近したら、射かけられた。どうやら盗賊のねぐらを発見してしまったらしい。この辺、やっぱりEQを思い出させられる。カラナ平原をひたすら斜め走りで逃げ続けたあの日々、懐かしい。
射手を追いかけていくと、斧をもったねーちゃんが突貫してきた。操作はまだおぼつかないが、ポーション飲みまくりの適当に防御しつつ攻撃ーので、ハリネズミのように矢を受けながらも撃退。いくばくかの戦利品と、休息所を手に入れる。

このゲームの大きな要素としてRadiant AIというものがあり、これはナニかというと、NPCもなんらかの行動基準をもち活動するというもので、やはりEQのFactionによるMobの挙動を思い出させる。EQでは単純に互いの属する派閥(おおまかにいえば善悪であるとか、対立する勢力であるとか)間の関係(良好、ふつう、攻撃的など)に従って、NPCは行動していた。NPC同士で戦うことも日常的なことであるが、デフォルトでそうはならないように配置されている。 さておき、短いプレイ時間(といいつつもいつの間にか2時間を超えていたわけだが)の間にもRadiant AIが垣間見せる「ドラマ」の一片を垣間見た。
とある廃墟にKhajiitの追剥がおり、Sneakで接敵、射かけてみたところ、思わぬ難敵で、楯を巧妙に使用しつつ、強撃でこちらのブロックをやぶりダメージを与えてくる。なるほど、そういう戦い方をするのかと得心しつつ、入手していたWar Hammerに持ちかえ、ブロックしつつ強打を見舞う。片手剣ではなしえなかった、楯ごと相手をぶちのめす手ごたえがあり、勝利。
廃墟を探索したところ、宝の周りにゴブリンの死体があり、こいつは仲間割れをしたのだろうか、それとも追剥にやられたのだろうかと状況を詮索してみたり。

開始直後のつかみはおっけ~とは言い難い作品である。洋ゲーであるからして、キャラメイクに期待してもいけない。
このゲームが合うか合わないかは、開始二時間後にはおそらく結論が出ているであろう。

まとめ:

  • OblivionWin7でも起動する。
  • 起動しない場合、マルチディスプレイをやめてみる。
  • それでも起動しない場合、ウィンドウモードに設定する。(デフォルトはフルスクリーン)
  • 日本語化パッチ、ModはWin7でも動作する。
  • 臆せず進め。