でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

漫画 『虚無戦記』

『オメガ』一巻がないのに、『ソード・オブ・ネメシス』を再読してしまった。
そうなるともういてもたってもいられない。
古本屋を徘徊し、書店をさまよい、しかし、見つからない。ビブロス版も、MF版もない。調べてみると電子版があるらしいが、一巻だけンなもんゲットしてしまうとコレクター魂が吠えてしまうかもしれないのでパス。
どうしたもんかと渇望に身悶えしていたら、サービスを再開したブックオフ・オンラインで在庫確認きたので、『虚無戦記』全五巻とともに注文する。

んで、当然のごとく、平成版ロックをほぼ再読することになる。
『ソード・オブ・ネメシス』
『クランベールの月』
『猫の散歩引き受けます』
『天空の魔法士』
メヌエット
『カデット』
『星辰の門』
『オメガ』
『久遠の瞳』
『冬の虹』
『荒野の騎士』
『ライザ』
『クアドラ』
『クアドラⅡ』
『凍てついた星座』
『エピタフ』
ニルヴァーナ
読み返すと新たな味わいが出るのがロックの特徴だが、今回印象に残ったのは『エピタフ』に対する著者の異様な思い入れ。それは画に強く反映されていて、上記リスト(改めて列挙してみると、普通の作家なみに仕事しているようにみえてびっくりである)の中ではずば抜けている。ひょっとするとシリーズ中もっともキアイの入った作品かもしれない。
SG版のリメイクシリーズはあまり好きではなかったが、ミラ・ファニールが新規に投入されて好みのエピソードとなったことを思い出しつつ、どうでもいいことだが、今度は『ブレイン・シュリーカー編』が見つからないのである。

さて、『虚無戦記』。
石川賢といえば個人的には最近、痛烈な第一部完をくらったばかりではあるが、よくあることなので立ち直りは早い。
もともと『虚無戦史MIROKU』を再読したいと思って調べたときに、再編して『虚無戦記』にまとめられたことを知った。なかなか入手に至らなかったのは、ゲッター線にやられたためではなく、適当な在庫が見あたらなかったためである。
文庫版は全五巻。個人的には未読だった『スカルキラー邪鬼王』『5000光年の虎』『邪鬼王爆烈』を含む、ギーガー的幻魔との壮大な戦いを適当に描いたものである。えーかげんさが味であるので、その辺にケチはつけないが、もうちょっとわかりやすくしてもよかったんではないかと思う。
超同人誌ってカンジでございました。