でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

アニメ 『ゼーガペインADP 【PREMIUM EDITION】』

本商品を入手して、ADP、通算3回の視聴となる。
劇場と、BD本編、BDオーディオコメンタリー、である。

先だって、満足しながらも不完全燃焼気味の印象を吐き出したが、その理由に気付いた。
ADPのオーディオコメンタリー前半で川澄綾子さんも述べているが、ループ4回が少ないと感じたこと、それに尽きる。
CDドラマには接していないため補完する情報に不足しているが、それにしても。

キョウがセレブラントとして覚醒したのちゼーガペインがロールアウトしたとするADPの筋書きでは、ループ4回で約600日、ゼーガペインのロールアウトは2ループ目だから450日程度で、エリンギことクロシオが幾度か死んでいたりとかいうTV版の筋書きとすりあわせるにはいかにも短い。さらにはクロシオ、イリエはADP中でパイロットからリタイアしている。キョウが復活するまでに戦歴を重ね、幻体を著しく損傷したという解釈もできない。

オケアノス級が8艦、これが最大数だと仮定する。各艦の司令および副司令で2名。オペレータおよびパイロットが8~12名と仮定した場合、セレブラントの総数は80~120名前後。覚醒者および戦死者の数は不明だが「数多のセレブラントを葬り去ったシンとアビス」という言とのスケール感に乖離がある。
これには「舞浜サーバがセレブラントの覚醒率が最も高い」とされていることも含まれる。劇中には描かれていないこともあり舞浜出身のセレブラント総数は不明だが、ADP中でこのセリフが発せられた時点では既知ではツムラ・サチコとソゴル・キョウの二名である。覚醒率の高さ?というカンジ?

オケアノス級の艦長にはかなり若い外見の人物も含まれるが、外見にそぐわぬ老成を得るためにはそれなりの時間を要するであろう。
劇中の時間は人類絶滅から50年程度のちのことであるっぽい。最初のセレブラントがいつ目覚め、オケアノス級がいつ開発され、いつガルズオルムに対抗するようになったのか。
TV版で示された復活したソゴル・キョウへの周囲の失望感から、バージョン1は最初期からセレブラントとして存在していた古参あるいはある程度老成する年月を経た人物という印象を与えられている。若手艦長と同程度ではないにせよ、それなりの時間を過ごしたのであろうと。
勝手な思い込みといえばそれまでだが、やっぱり4ループは少ないと思うのである。

総集編でもあることを考えればいたしかたなし。だが。
こんなことを思うのも、久しく出会いのない愛する作品であるがゆえであろう。

最後に、本商品についていえば、諸般の事情もあろうが、SBGのコンサート部分も収録してほしかったというところ。畜生、行きたかったぜ。