宇都宮が舞台で、あれまーこれどうしましょうな、普段、郷土愛がない者も郷土愛に覚醒してしまうような序盤が過ぎ、毒が毒で裏返ったあたりから面白くなった。
シグルイとはげに恐ろしき毒なり。
あの『幕張』の毒を、かように裏返すとは。
かなりいいところで第一部完。
鶴田譲二だなこりゃから始まった絵も、だいぶこなれて見たい絵になった。安田朗による『ストリートファイター』的な筋肉肥大が気になるところ。個人的には、妙なデフォルメ方面へ行って欲しくないカンジ。
宇都宮のことと、少林寺拳法の技術に対してツッコミはあれど、再開を強く切望する。