でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

OB会@長野県上田市

大学時代に所属したサークルはゲームを主にするもので、TRPGを第一に、シミュレーション・ボードゲームをその合間に、サバゲーなどをたまにやるような趣味人の集団だった。
コレ系サークルは、適正を欠く人々にとっては在籍するだけで試練の連続となろう。所属当初はウブだった連中もこの試練に耐えるうちに精鋭となり、いや、本性を目覚めさせられていき、あるいは黒く染められていった。

世間にいう、一生続く付き合いは大学時代のものであると。
おそらくその真に意味するところとはかなり異なると思われるが、個人的にも、我々の集団においても、現時点で字面的な意味においては正しく、またおそらくそのような関係のほうが字義よりも尊いものであろう。二十年を経てなお続いているつきあいは、個人的には大学時代のそれをのぞいては数例しかない。
卒業後からはじまったOB会は当初、社会人となって得た資本をたまの贅沢に消費しようという発想から生まれたもので、ごーじゃすなおんせんりょかんでりっちなときをすごすというものだった。ごーじゃすりっちはさておき、箱根、熱海、伊豆、伊東、長野、飛騨、鬼怒川、仙台などですでに十数回を重ねている。よくも続いているものだと、この縁の貴重さを禁じ得ない。

此度は長野県は上田市。二泊三日。
幹事の思惑としてはまず『サマーウォーズ』の舞台になった場所ということであったらしい。残念ながら未見だったために個人的にはなんら思い入れはなかったが、作中に登場するという上田高校に堀がめぐらされていることを目のあたりにして感動を覚えぬわけでもない。

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幹事の第二の思惑としては、松代大本営跡。観光ルートは駅を基点とするという教訓を得たこの場所には、地下坑道跡があるという以外、特にナニがあるというわけではないが、昨今獲得した知識と照合すると個人的にはイロイロと興味深い。

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今回の宿は祥園。駅から程近く、上田市観光には利便性が高かろう。11人の団体客たる我らが占有できたのは新館にある隔離された独立した部屋で、三間あり、それらが中央の一間で連結されているというもの。かつてないユニークな作りで、これは大いに気に入った。
手打ちのそばも評判がよく、総合的には◎であるが、風呂の利便性が低いのがやや難である。

隔離されたその部屋で。
素性が素性であるからして、いいトシこいたオヤジどもが集まってやることはゲームであり、盛んな頃は液晶モニタと据え置き型ゲーム機などを搬入する輩などもいたものだが、昨今はPSPなどという文明の利器を得て、チョーラクショーに事を運んでいるようである。モンハン、PSPに熱を入れる様子は、小学生の集団のそれとかわりない。
PSPを所有してない我が身は麻雀などで無聊を慰めるしかないわけだが、今回はD&D3.5版という思わぬ特典があり、有意義に時を過ごすことができた。
ルールについてほとんど無知であり、事前に4版のリプレイを読んでいてMt:Gライクな戦闘ルールになっていることを了解していたがこれは3.5版から採用されたもののようで、インタラプトやコンボのようなことを単独ないしパーティーメンバーで実現することが可能となっている。それらのうち今回触れたものはいずれも戦闘級であり戦術を支援するものではなく、ハック&スラッシュを超えられるかどうかは依然としてプレイヤーとマスターの腕次第ということになるようだという実感を得た。

さておき、TRPGを遊ぶのは久々のことでどうなることかと思われたが、それなりにロールプレイし、それなりに困ることなく未知のルールに順応できた。用意されたキャラクターを演じたわけだが、特に性格付けられているわけではなく、某氏ルールで年齢を決めたら17歳になったので女子にしたところ、あんこくwな性格のアネゴになり。
スケッチはおろか、名前すら決められなかったキャラクターなのだが、シチュエーションにあわせてツンデレったらウけていた。芸はまったく錆びついたわけではないらしい。

今回の旅行、個人的なトピックとしては、松代で記憶を刺激された皆神山がある。
「ピラミッド」らしい。が、まだよくわからないらしい。これはかの『強殖装甲ガイバー』にて宇宙船が埋まっていた地と同名である。行ってみたい気もしたが、ハズレな気も大いにしたので、パスしたことは余談である。

(写真提供:さんぼう殿)