でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

みんなの知らない世界の原子力

地元市立図書館の今月のオススメ的な棚から。

著者は自身の立場をニュートラルと称しているが、読後の印象では肯定派と思える。
主に生活の立場から原発は必要ではないですか?と訴えているように見える。環境問題を絡めているあたり、恣意的に感じてしまう。地球はむしろ寒冷期に移行しつつあるという説があり、温暖化説にもアレな背景があるらしいと聞いてしまえば、環境問題を絡めるのはナニかと感じる。

原子力による発電方法を理解する機会を得たのは小学生の頃だったか、中学生の頃だったか。それまでは語の響きから未来な科学と勝手に思い込んでいたが、いわゆる蒸気タービンで、実態に未来感はひとつもなく、ひどくがっかりした。制御してるといえるのか?という印象も含めて。

原発に強い興味を抱いたことは幾度かあったが長続きせず、最後に強いインパクトを受けたのは、福島の事故後の関係筋の動きだった。
高給とりで、バブルのころに保養所立てまくって財テクに失敗し、核廃棄物最終処分場も未決定だというのに、電気料の値上げをまずうたってきた。

現在の立場は、東京か神奈川に建設するなら賛成というところ。なんなら、最終処分場を国会議事堂の地下に作ってくれてもいい。
推進・賛成派という立場の人々は、安全圏に住んでいるから賛成していられるのだと強く思う。

そういえば、あれほどホットだった国会機能分散という話題が霧散してしまったのは、移転候補先になにがあるかわからんという不安からかね。