でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

虫たちの越冬戦略

本書のタイトルから期待した内容は、

  • 昆虫全般の網羅的なものであること
  • 学術的というよりは読み物として楽しめるもの

であったが、前者については著者の研究事例に基づく少数の昆虫と、著者が知る多くはない例についてのみ、後者については論文と科学解説書の中間くらいということで、難読ではないが、強い興味を持っていなければ楽しんで読むことは難しいと感じられた。

そもそも昆虫のこの分野にける研究例は数が少ないらしく、1990年時点では今後の発展が望まれる分野であるようだ。
糖尿病は人類が寒さに対して獲得した形質であるというが、昆虫にも同様の性質があり、気候の変化で血中の糖やグリセリンの量が増減するという学びを得た。