でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

妻という名の魔女たち

フリッツ・ライバーは『ファファード&グレイ・マウザー』シリーズで知った。30年以上昔のことである。他の著作は知っていたが手を出さず、ひたすら同シリーズの続刊を待ち焦がれ、待ち焦がれてついに発刊された『妖魔と二剣士』にひどくがっかりした。がっかりした理由は思い出せないが、がっかりしたという記憶だけは残っている。

本書に手を出そうと思った理由も、今では思い出せない。
1年か2年か、もう少し前に、本書の存在を知った。現代で魔術で、ちょっと科学的な感じのものが読みたかったのかもしれない。ハロルド・シェイのような。

ライバーの著作ということで躊躇いはしなかった。どちらかといえば期待していたと思う。
50pを乗り越えると、それは満たされる。ひどく退屈な50pを乗り越えれば。手に入れたのは2019/11頃、しかし退屈で積読状態だった。2カ月くらい前から読書の間のつなぎに読み始めて、乗り越えた後の面白さに出会うことができた。挫折しなくてよかったと思う。
しかしオチはといえば。
そこまでとはいわないが『魔宮バビロン』のような唐突なアレで、敵対者がどうなってしまったのか、イマイチよくわからない。