でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

平壌「十五号官邸」の抜け穴

十年近くたって、ぼちぼちと手をつけ始めた亡父の蔵書より。

タイトルはキャッチ―。小節を割いて紹介されている程度で、本題では全くなく、この本になんでこのタイトルのかついたのかと考えれば、そう結論付けるしかない。見識を全く持たないので、タイトルの持つ意味、その示すところがどれほどの価値を持つかは不明である。

金正男の母親が亡命するくだりが焦点と見受けられる。著者はその人物とは甥にあたる関係だが、歴史の間近な傍観者でしかない。亡命が成功したのかどうか不明で、きちんと結んでいないあたり、物語であるならば不完全というしかないので、著者の見聞によるというあたりには信憑性はあるのかもしれない。

金正男氏が何故あのような死に方をしたのか遠因を知る手掛かりになるのかと思ったのだが、想像を掻き立てられただけに終わった。