でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

サー・ガウェインと緑の騎士:トールキンのアーサー王物語

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トールキンの名で飛びついたのだが、本職の方の著作物だった。

ヨーロッパの昔話は本筋からそれたところで話が展開し、大変な冒険ですね感を出した後、本筋に戻ってめでたしめでたし?な水増し感満載なものばかり巡りあってどうにも好きになれないのだが、表題作もそんなカンジで、好きになれない。

『真珠』は詩で、詩にもキリスト教にも興味ないので、さっぱり楽しめなかった。

『サー・オルフェオ』は寓話というにも突飛すぎる。
武勇に優れ竪琴にも稀有な才能を有する王様がいて、妻をさらうと妖精から予告があり、それを防ぐためにあらゆる手を尽くすが妖精なのでさらわれてしまい、失意のあまり摂政を任じて荒野を10年放浪、偶然に妖精の一行と巡り合い、そのあとをつけたら妻をさらった妖精王の住まいに至る。竪琴の腕を売り込んで演奏し、褒美を取らすという言葉尻をとらえて妻を取り返し、国に戻る。留守を守っていた摂政は王に厚い忠誠を抱く人物でありましたとさ的な話。
炉辺の余興か。わけわからん。

音韻が美しいとかいう解説がなされていたが、日本語というか、物語そのものには楽しみがないのかもしれない。