でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

Synology DiskStation DS218play

NASはこれまで三台所有した。これが四台目となる。逝ったNasneを勘定に入れれば五台目か。
最初の三台はすべてLink Stationで、初代は白い外装のシングルディスク、二台目、三台目は黒い外装のデュアルディスク。初代の容量不足で二台目を購入したが、二台目が先に壊れた。玄人志向の二本差しお立ち台でHDDの中身は回収できたので、レイドコントローラとかが壊れたのだと思う。それで購入した三台目が昨年不調となり、その時にはLink Stationの不具合はファン交換で解消される場合があることを知っていたので、試しにファンを交換したところ解消した。そのとき同機の購入が2008年8月であることに気付き、10年選手に対して急速に不安を覚えはじめたのだが、後継機の選択に迷っていた。10年前には目につかなかったNETGEAR、QNap、Synologyといったメーカーが台頭し、NAS Kitという選択肢が増えていたからだ。

面倒でないのはたぶんLink Stationなのだろうと思う。今どきのLink StationはHDDの交換もそれほど手間ではないようだ。個人が家庭内で使用するもので、バックアップ用ファイルサーバーとして使えればよい。外出先からのアクセスも特に必要ではない。
しかし、NAS Kitという響きには惹かれるものがある。

三台目のLink Stationの容量不足が気になり始めたので、わりと早急に対応する気になった。結構悩んだが、Synology DiskStation DS218play + WDの4TB HDDx2 に決めた。

実機の感想は、見た目はまあしっかりしているが、HDD取り付けのために外装を外すとわりとがっかり感を覚えることを禁じ得ない。ちょっと力を入れすぎたら割ったり曲げたりしてしまいそうな印象である。これまで特にそのように感じたことはなかったが、Link Stationの外装が堅牢に思えるほどには違いを感じる。機械装置の出来不出来は見た目ではわからない。
開封してHDDを取り付けファイルコピーを始めるまで30分程度。設定などはWebブラウザで行う。ファイルコピーも同ツールで行えるようだが、エクスプローラーから見えたのでそちらを使用している。Webブラウザで設定したユーザ名で初期フォルダを作ってしまうので、個人使用でもユーザ名にちょっとは気を使った方がいいかもしれない。
写真とか音楽とか映像用のフォルダが自動的に作成される。それ用のアプリもあるようだが未使用。使うことはあるだろうか。
信頼できるものかどうか不明だが、セキュリティ診断アプリもある。

ざっくり感想を述べると、個人用ファイルサーバとしては若干長い帯のような気がするがちょうどよいと思える。初期設定についても、ユーザ名でフォルダを作るという意味が分かってる人なら困ることはないだろう。わからない人でもオマジナイと思える人にはそんなに困らないと思う。なぜと問う人には向かないかもしれない。
ApacheとかGitとかインストールできるようで、そのようなサーバーを構築したい人には選択肢の一つになり得るのかもしれないが、そのような用途に用いるには非力な気もする。