でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

毒見師イレーナ

まず、この読物は乙女が胸トキメカせながら読むものであって、おっさんがハナクソほじりながら読むものではない。つまり、我が身は適正な読者ではない。

適正ではない読者が手を出した理由はキャッチ―なタイトルにある。
毒見「師」っていったら職業とか匠とか思うじゃん? そういうカンジなら、おっさんでも胸トキメクじゃん? この物語に登場するのは毒見役じゃん? しかもなりゆきでおしつけられただけじゃん? 師になるわけでもないじゃん? 原題は"Poison study"だし?
翻訳でしか触れ得ない読物には敬意を払いたいが、適性を欠く読者を罠にかけるような仕掛けはナシにしていただきたいと強く思う。

なにやらキャンペーン期間中で99円で入手できたものだから、内容についてはとやかくいうまい。『トワイライト』を楽しく読めた層にはヒットするのではないだろうか。

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
ハーパーコリンズ・ジャパン (2015-07-23)
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