でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

ヨーロッパの中世

中世ヨーロッパは、失墜しそして滅びたローマ帝国をどのように見ていたのか、唐突に気になった。
ちょっと調べたくらいではこれという書籍が見つけられず、それっぽいものとして見いだせた唯一の文献である本書、大学の教科書として企画されたという本書を端緒に取りかかってみることにした。

そもそも素養がないので本書の語るところに是非を問うことはない。
ローマの欠片を集めたフランク王国がまず後継者として在ったこと、ヨーロッパの精神的礎であろうことを読み取った。ローマのというよりはキリスト教の影響が大であることも。キリスト教が権力と結びついて成したこと、あるいはその逆のことが記されており、現在着手中の『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)』に語られている時代的背景とかぶる印象がある。

本書を見つけた棚にはかつて割と愛読していた塩野七生の著書もあった。過日、大学で歴史を専攻していた若者が塩野七生を生暖かく語って聞かせてくれたことから縁遠くなってしまったが、モノが見当たらないことには始まらない。久しぶりに読んでみようと思う。

 

ヨーロッパの中世
ヨーロッパの中世
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神崎 忠昭
慶應義塾大学出版会
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