でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読物 『東芝解体 電機メーカーが消える日』

読み応えのある一冊だった。

在りし日、「電気料金や電話料金は税金」などと耳にしたことがあったとしても、文学的修辞あるいは揶揄としか受け止めていなかったように思う。本書にてようやく実感を得た印象がある。

その頃一流といわれた企業は、国のバックアップでそうできたということも。

大人はいうほど大人ではないとは社会人になってすぐ実感したことであるが、企業の中の大人である一流もまたいうほど一流ではなかった。

本書の中で唯一プラス評価を受けている企業は富士通だが、富士通にはメインフレーム時代に曰くがあることが別な書物で語られていたことを思い出すと、ためになったと思いつつも、梶原一騎作品的に受け止めておくのがよいかもしれないとも思う。