2017-08-03 読物 『猟犬の旗』 書籍・雑誌 近頃楽しめてるほとんど唯一の小説作家、その作品である。 氏の作品には特徴がいくつかある。いいものもあれば悪いものもあり、悪い特徴の一つに、如実に投げやりとわかる著作が存在する、というものがある。本書がそれだ。 一気に読める。しかし、なんというか。似たようなところでいうと『セルフ・クラフト・ワールド』の三巻とか。 若干投げやりではあったが、『猟犬の國』が面白かっただけに、楽しみにしていたわりには残念感だけ残ったカンジ。コスパがとても悪いしネ。