でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読物 『プリント・ブレイン』

ここ数年、次々と発表される芝村裕吏の作品を読み続けているが、シリーズ物が多いため、なかなか記す機会がない。未完のものについてアレコレ言わないようにしたいからだ。

ハヤカワ刊は短編がほとんどで、読む都度になにか記している。ここに改めて述べるとすれば、文字の分量はレーベルの気を呑んでか多いが、蛇足が多いように感じられ、お得感がない(倍の値段で文字の分量は体感で半分程度、という出版社と比するとマシなのかもしれないが、あちらは不思議と割高をあまり感じさせない)。

カドカワ刊も短編ばかり。『猟犬の國』は、面白いが、かなり割高感がある。マタコレ感も高い。

本作品はカドカワ刊でシリーズ物。ゆえに語るべき時ではないのだが、久々に妄想ちからが臨界に達しそうな気がしたので、ハイパー化する前に自浄してみようと思う。

この作品は、リタガン再始動の狼煙ではないか、と。

あちこちに配置した駒すなわち近年の多作は、作品世界の時系列的に『プリント・ブレイン』後に語られるものの布石ではないかと。