でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

漫画 『GANTZ』

長年愛読してきたとある漫画が腐ってからというもの、継続中の漫画はほとんど読まないようになってしまった。

そんな、まったくどうでもいい個人的事情により『GANTZ』もワリを食ったか、あるいは強烈な中弛み感にとらわれて中断したか、覚えていない。

ともあれ、久しく意識に登ることがなかった作品であるが、とある筋より「とてもつまらない終わり方をした」という情報を得て、読みたくなってしまった。

自分でもどうかと思う。

読み終えてみたが、とくにつまらないとは感じなかった。

「とてもつまらない」ことを期待しすぎていたのかもしれない。

ただ、物足りなさは感じた。落としどころがない、というところだろうか。

登場人物たちはその後幸せに暮らしましたとさとか、宇宙人たちとの積極的な関わり合いをもつようになりましたとさとか、後日談的エピソードが数ページでもあれば、また違ったのかもしれない。

似たようなところで『砲神エグザクソン』とか『学園戦記ムリョウ』は、個人的にはそれなりと思える落としどころを設けていたということになろう。

また、クライマックスが今ひとつ盛り上がらなかったという印象が拭い得ないのは、それに至るまでに表現された数々のエポック的温故知新があまりにもアレすぎたがためと思う。

GANTZとか田中星人とかいうキーワードでピンと来る世代が故のことかもしれないが、ともあれ楽しめた作品だった。

どうでもいい余談だが、最近、道場に通う小六が覚醒し始めたようで、やたらと『進撃の巨人』への思いを語る。おそらくアニメで触れたのだろうが『GANTZ』の名もあがった。コミックスを全巻そろえてしまったとうっかり言ってしまったら、貸してくれとねだられ、小学生に貸すにはためらわれる漫画であることを意識することになった。

我がコミック版『デビルマン』デビューは小五のことであり、それを思えばいつしか自然に目にすることであろうゆえ深く考える必要もないかと思わなくもないが、触媒となる機会は避けた。