満州というキーワードと、学研M文庫ということで購入したように思う。寝かせすぎて覚えていない。
なぜ学研M文庫かというと、おそらくは『急降下爆撃!』が鮮烈すぎて、ある程度意図的に選択するようになったように思うが、かの書のようなものは稀少であり、嗜好にあうものとはあまりめぐりあえていない。
本書は嗜好品にはなりえないが、興味深く読み進められた。
満州というキーワードは、求めているような求めていないような、わかりたいようなわかりたくないようなことを知るために必須の要素として捕えている。どう解釈すればいいのか未だに回答は得られていない。