でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

京都分骨記

一日目、21:20出発。

二日目早朝、京都八条口着。ダイソーも入っている京都タワーで入浴750円、朝食1800円。

タクシーで大谷本廟へ。気温は高くないが湿度が半端ない。なにもしてないのに大汗かき麻呂。分骨は滞りなく完了し、9:45の無料循環バスで西本願寺へ。一周忌の法要。

とりあえず、残3ステップ。ふう。

早々とミッションコンプリート。こんなに段取りよく進むと考えていなかったので、プランがなにもない。学生時代に住んでいた富雄へ行ってみようかと考えていたが、雨なのでめんどくなった。

とりあえず、西本願寺から散策。土産に松風を買い求めつつ、なんとなく昼食難民と化す。なんかあるだろ―と短絡して事前に下調べをしなかったのだが、これと思うものに巡り会えない。コンビニでるるぶを入手して京都駅の地下街を利用することにする。ラーメンを食して喫茶店に立ち寄る。イノダコーヒーというその店は、行列を作る店らしい。「アラビアの真珠」というコーヒーはオススメの一品だそうで、ミルクと砂糖で楽しむのがデフォだという。その言葉に偽りはなく、ブラック党だがオススメの通りに喫して、満足した。

雨は降ったり止んだりで、観光には微妙。

雨の銀閣へ行こうという弟の主張に乗り、おバカな引率に率いられたおバカな修学旅行生らにとある感慨を抱きつつ、かなり久しぶりに、向月台やら銀紗灘、苔むした庭園を堪能する。向月台といえば、『エイリアン京洛異妖篇』に宝の隠し場所として登場する。京都に対する愛や知識がなくても物語をでっちあげられるというのはさすがというべきか。

猛烈な湿度の中、抹茶を喫して一休み、南禅寺へ赴く。「絶景かな」の三門はまことに立派なものだった。タクシーの運ちゃんに水道橋は一瞥の価値ありというので、見てみた。なんでも日本で初の水力発電だったそうな。国宝の方丈は、手塚治虫が作中で古代の海洋地図だとした竜安寺石庭を思い出させた。

17:00、今回の旅の目的の一つである、先斗町のすき焼き屋に入る。

店の名前も、詳しい場所も失念していた。二十年くらい前、父親に連れられて、夏の暑いさなかに、甘ったるい肉をしこたま食ったという記憶しかない。こればかりは前もって調べていて、弟とともに歩きながら候補を絞っていく。

三条から、これでもない、あれでもないと南下。あらかじめこれであろうと見定めていた四条の店「かの古」がビンゴで、ザラメ味のすき焼きを堪能する。食の衰えは顕著で、二人前を二人で食して、いっぱいいっぱいだった。

これで思い残すすき焼きは、桜肉のみとなった。

帰りの便は22:03発で、それまで発着場近辺の漫画喫茶で時間をつぶす。似たようなことを考えた客で盛況のようだ。寝て過ごそうと思ったが寝付けず、漫画を読むことにする。

『The Origin』の22巻、ジオングがカッコわるい。ジオングは頭でっかち気味の方がバランスが良いと思うのだが。TV版ではジオンは敗色濃厚と見えたのだが、漫画ではなんだか妙にジオンマンセーで食傷気味なカンジ。

『ガイバー』の27巻、終わらす気あんのかっ。

豪雨で東名、中央道が通行止めだそうで、予定より遅れて帰着。

出社するつもりだったが、間に合いそうにないのと、バスの中では満足に寝れず、思っていたより疲れているのがわかったので、休みにしてしまった。