読物 『刀語』 全12巻
読中にはアレコレ思いもし、イチイチ感応してみたりもしたけれど。
終わってみれば、まあ、どうでもよい。
二言くらい述べてみるなら、
中世西洋風ファンタジーがあるのだから、中世日本風ファンタジーがあってもよかろう。
戦闘描写は書かない方がよろしかろう。センスがない。
そんなカンジ。
まず間違いなく本書の意義は、著者の著者による著者のためのトライアルで、それ以上でもそれ以下でもない。
ネガティブなナニばかりだが、一つだけ、幸運に思えることがある。
それは、小学生とか中学生とかの頃に、この物語に出会わない運命であってよかったということだ。