でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

読物 『当り屋ケンちゃん』

野田秀樹という名を知ったのは、『超人ロック』35巻『蛇神降臨』の著者近影においてであった。
曰く、

「さて今回は『邪神降臨』というサブタイトルですが、べつにこれは野田秀樹氏の戯曲『野獣降臨』(のけものきたりて)を真似たわけではありません。読み方も”じゃしんこうりん”と音読みしてくれれば良いのです」

『邪神降臨』の話は正直内容はいまいちアレだったが、当時まだ『ニンバスと負の世界』を知らなかった身の上としては「また 六百年も先なのか?」「それとも!?」という思わせぶりなセリフの意味、そして続く『プリンス・オブ・ファントム』に登場するミ・ロードの正体についてはかなり興味をそそられた。
そして、「真似たわけではない」にせよ、引き合いに出されたからにはなんらかのヒントがあるのかもしれないと短絡した。

短絡したにせよ、戯曲には手が出なかった。そうして野田秀樹氏の作品に触れる機会を逃していたわけだが、ふとしたことから著作を読むに至った。

\(なんぞこれ)/

小説の体裁であるが、小説というより、劇のようなカンジである。
ジャンルでいうならナンセンスになるのであろうか。面白いのだがヤオイである。

余談だが、共感覚が登場する。縁の奇しなるかな。