でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

OB会@那須塩原

かれこれ15年続いている、大学時代に所属していたサークルのOB会。
15年目にして幹事を仰せつかり、那須塩原の山奥にある『元泉館』で集うこととなった。個人的には石垣島にそそられたのだが、処々の事情を考慮して本州に設定したことはさておき。

山奥である。ほっそい道をうねうねと行く。
Docomo以外通信途絶という環境は、ある意味社会人のオフにふさわしい環境かもしれない。
料金の安い別館は、居室はあまり上等ではなかったが、都合三つある風呂はなかなか好評であった。宿そのものというより料理と立地で選択したので、居室の出来は個人的には無問題である。そういえば、去年の宿は居室がよかった。
料理にはオプションで猪鍋と鴨陶板焼を追加した。「我が身」はさほど食う方ではないが、「我ら」は欠食児童集団であり、これまでに幾度か食糧問題が浮上している。これを満たす物量を投入したわけだが、猪鍋はさすがに余った。

二日目。
あいにくの雨模様だったが、晴れ間を見つけて観光を試みるも、ものすげー渋滞で、殺生石・ロープウェイを断念せざるを得ず。その背景としては、こんな事情もある。
紅葉シーズンの混雑対策のため、近隣の駐車場からロープウェイ乗り場までの乗合バスを試行していたが、これがなっちょらん運用で、仲間内から猛烈なブーイング。幹事としては汗顔の極みである。
しかたなく、駐車した頂上付近のパーキングから徒歩で吊橋まで赴いて、お茶を濁した。

ランチはに、前にも利用した「五峰館」を推した。
ちょうど昼に到着したのだが、めちゃめちゃ混んでいて、レストランに入るまでにしばし待たされたが、ほどなく通される。予約ができるので、次回はそうしよう。
ランチよりもチーズケーキが好評だった。

宿への帰路、源氏の落人が隠れ住んだという「厳三窟」を観光。六十四段の階段があり、これにヒーコラいう奴が一名。吊橋のときすでに限界を突破していたようだが、二十年近い付き合いからネタだと受け止められていたようだ。どうやらマジらしいとわかって、他のメンバーから「やばいんでねえの」と彼の老朽化を揶揄する声が上がる。みんないい年だが、そこまで年じゃねえだろと、半ばは自らを省みる心地であろうか。
個人的には体力にも何種類かあるようだと自覚した昨今、自らを省みれば、瞬発力とか持久力とかがまず落ちて、最近きたのは回復力である。筋力は向上しているが、やたらと汗をかくようになっている。

三日目。
千本松牧場。ランチまでの一寸した間をサイクリングやアーチェリーで潰し、前日から要望のあったステーキを食す。
老朽化の彼は、11本の矢の半分を消費したところで音を上げ、11本目は腕がぷるぷる震えていた。超ウける。

ステーキを食し、散会。
幾人かは年に幾度か会う機会があるが、15年も経てば一時に集まることは年に一度あればいいほうで、得難い機会である。
大学時代の縁は一生続くというが、個人的にはこれに是といおう。