でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

石の蔵/サン・クリストフォロ

7/24、25のこと。

大学時代所属していたサークルのOB連は若干名密なつながりを残しているが、リアルで会う場合には、会場は東京となることが多い。どちらかというとそれなりに顔を出していた方であったが、飲みのためにおよそ二時間の距離を往復するのも面倒になって、最近は滅多に赴くこともなくなった。
ありがたくも「たまには顔を出せ」といってくれるが、恩知らずにも「たまにはこちらに来てみろ」とやり返す。母校たる大学は「こちら」にあるので、相手にとって、まるっきり無縁ではない。
これまでは「こちら」飲みが実現することはなかったが、機、満ちたか、今年は二回、「こちら」で飲むことになった。

五月はうなぎとカクテル。うなぎが食べたかったので、他の選択肢はなかった。

今回は和風創作とカクテルとイタリアン。特に食べたいものがなかったので、当日まで悩んだ挙句、繁華街からはちょっと離れた場所にある店を選ぶことにした。

「石の蔵」は、地元にUターンした頃に一度、ランチで赴いたきり。味は忘れてしまったが、大谷石でつくられた蔵を利用したという印象的な店構えだけ、覚えていた。
十年ぶりの再訪だろうか。外壁は、かつては大谷石の地肌がむき出しだったと記憶している。それが蔦的なものに覆われて、いい感じになっている。
コースを頼めば個室に案内してくれるという。いざ案内されてみたところ、二名で過ごすには広すぎる部屋で、十人は座れそうなテーブルに差し向かいで座るという、これなんて二大巨悪会談なシチュエーションとなった。最後にトミーガンで撃ち殺される役はむろん、我が方である。
デザートの選択に逡巡を見せたところ、「おかわりできますよ」とフォローしてくれたウェイトレス。よく訓練されている。
さておき、友人も味と雰囲気を気に入ってくれたようだ。

二件目は定番となりつつある「パイプの煙」。
普段はカクテルもジャズもたしまないが、たまにくるのは悪くない。

宿泊して帰るというので、翌日のランチもともにする。
なんとなくピザが食べたくなったので、行ったことないけどよさげなところで、競輪場通りFKD近くの「サン・クリストフォロ」を検討していた。「石の蔵」の外観写真を撮りにいきたいというので、ちょうどよい具合に。
ランチコースとピザを頼んだが、「いける」という確信とは裏腹に満腹に。学生時代の友人と会うと、無意識のうちに在りし日々を現在としてしまうのだろうか。
さておき、リーズナブルでおいしかったので、また利用してみようと思う。

個人なのに敵国を持つタイプのスタンド使いでありまた、日本生まれの日本人なのにイタリア人たる友人との話題は、経済、戦史、漫画、アニメ、脳、腸、etc。
往時、サークルの面々のうち軍事に興味を抱いていたモノドモは日本軍、ドイツ軍好きであり、かつてはその方面に全く興味のなかった我が身はその手の話題には全くついて行けなかったのだが、昨今の活字食いが生きたことになる。ハンス・U・ルデル的な意味で。