でぃするだいありー?

そんな気はないんだれど、でぃすっちゃってる。 でぃすでれ?

世界の火山図鑑

唐突に火山に興味を覚えたので、図書館で物色、文字よりも写真が良かろうと思い、本書を選んだ。
目的は達成されたが、書物としての本書の印象は次のようなもの。

  1. 火山についてある程度の造詣をもつ読者向け
  2. 著者は火山研究のありように物申したいらしい
  3. 日本語がアレ
  4. 写真がいっぱい載っているのはいいが、注視点がわからない

1と4は関連するが、写真によって啓発された点もあるので分けた。ただし、見るべき目ももっていないので、写真のどこについて説明しているのか全く分からないものもあり、難はある。見るべき対象に比して小さい写真も多い。こういうところ、図像が重要なテキストははよう電子化されて好きなように拡大できるようになったらええのにとか思う。
説明不足で実例に進むので、火山について一通りの知見を持つ読者が対象であるようだ。「図鑑だわーい」と手に取った門外漢には本書だけでは足りない。ぐぐって調べても、本書に記述されている用語がヒットしないケースもあった。地質学は用語不統一なのか? それとも著者の俺語?
この読みにくさが、恨み節や揶揄が散見する文章に対する苛立ちを募らせていく。
火山、地震の研究者ってこんなんなの? とか思う。